日本ハム・新庄剛志監督(53)がシーズン開幕を目前に控えた今、本拠地・エスコンフィールド北海道の「新仕様グラウンド」に頭を悩ませている。
本拠地のグラウンドは昨季まで内外野共に天然芝だったが、オフに大幅改修。今季は内野エリアが天然芝から人工芝に変更された。この影響で内野は昨季に比べ打球の勢いが芝部分で「死ぬ」ことがなくなくなったがその分、打球が転がりやすくなった。この変化にナインがまだ慣れていないため、指揮官は早急に対策が必要なのだと言う。
顕著な例として現れたのが22日に本拠地で行われたヤクルトとのオープン戦だった。2回一死三塁で打者・上川畑がセーフティースクイズを投前に成功させたかに見えたが、打球が転がり過ぎたため、三走・田宮が本塁でタッチアウト。先制点を奪うことができなかった。
「昨年までだったら天然芝で打球が死ぬから『(スクイズは)投手前でいいよ』というのがチームの決まり事だったんですけど、人工芝になって案の定(打球が)普通に転がっていたんで。これからはスクイズの仕方を変えないといけない。今後は(打球を転がす)方向をしっかり決めて。ちょっと難しくはなりますけどね」(新庄監督)
さらに指揮官は外野の天然芝に関しても、気がかりな点があるという。
この日、ヤクルトの中堅手・塩見が6回に今川の中前打を処理した際に、ボールを落球。そのボールを拾おうとした矢先に、足を滑らせたのかバランスを崩し倒れ込んだ。この場面を振り返り新庄監督はこう懸念を示す。
「塩見君にしても(芝で)滑ってるじゃないですか。外野の芝が長いのか、土が柔らか過ぎるのか。この間、万波君も水谷君も(外野の芝生部分で)滑っていたから。気になりますよね」
昨年に比べ天然芝部分が滑りやすいとなれば、外野手は必然的にケガのリスクが高まる。それだけに指揮官も、不安が拭いきれないのだろう。
シーズン開幕まで残り1週間を切った中、対策を施すにはあまり時間がない。特に外野の芝に関しては「もう(修繕は)間に合わんでしょう」と新庄監督も半ば諦め気味で「(選手が)スパイクとかを代えていくしかない」とできる範囲内での最善策を試みるようだが…。
この日もヤクルト戦に引き分けで首位をキープするなど、順調に進んできたオープン戦最後の最後で明らかになった本拠地新仕様によるさまざまな問題。チームは無事に克服し、開幕ダッシュにつなげられるか。












