ソフトバンク・小久保裕紀監督(53)が18日、先発候補の一人だった松本晴投手(24)を中継ぎに配置転換することを明かした。

 今季3年目を迎える大卒左腕。昨年8月にプロ初勝利を挙げると、今年もキレのある直球、変化球を武器にキャンプからアピールを続けていた。

 開幕前の配置転換。小久保監督は、その理由に現時点での編成事情を挙げた。「競争に負けたんじゃなくて、チーム編成上。(先発)4人が左の可能性もあった。救援に左がいないので。強い球もある」。先発ローテーションにはすでにモイネロ、大関の左腕2人が内定。さらに同じく3年目の前田純が結果を残しており、左の先発陣は充実している。

 その一方で中継ぎ陣に目を向けると、左腕で一軍が確定しているのはヘルナンデスのみ。田浦、浜口の調子が上がらず、昨年活躍した長谷川はリハビリ組の現状だ。

 こうした要因もあり、首脳陣は13日に本人に救援への配置転換を伝えた。松本晴はこの日、早速8回に登板。2イニングを4奪三振、無失点に抑えた。

 倉野投手コーチは「先発失格というわけでは全くない」と語り「いろんな役割ができると思っている。チームにとってはすごく重要なポジションであるんじゃないかなと」とロングリリーフを中心とした起用の幅に可能性を示した。

 左腕は首脳陣の決定に「悔しかった」と素直な心境を吐露。それでも「今後のキャリアに絶対いい影響を与えると信じている。どんな場面でも投げられる投手を目指して、任されたところでやるだけ」と気持ちを新たに、闘志を燃やした。

「僕はすごくポジティブに考えています」と語った倉野コーチ。救援陣に厚みを増し、開幕へ向かう。