全日本プロレス15日の沖縄県立武道館大会で、安齊勇馬&ライジングHAYATOの持つアジアタッグ王座に挑戦する〝マット界随一の偏屈者〟こと鈴木秀樹(45)が、パートナーの田村男児(25)とともに面倒くささを全開にした。

 王者組と並んで会見に臨んだ鈴木は、試合への意気込みを問われて「このTシャツまで出ましたので。今後はこれを全国展開したい」と着用している「バカの時代」のTシャツをアピール。9日の後楽園大会から発売になったばかりの新商品だが「これで浅草寺をバカの時代メンバーで練り歩きたい。そうすれば外国人観光客が間違って買うかもしれないんで」と戦いではなく販売の戦略を口にした。

 これを横で真顔で聞いていた田村はツッコミもせずに「戦いながら生きていく。戦わないと生き残れないから、生き残っていきます」と前を見すえた。

 これにより会見の方向性はほぼ決定。その後も鈴木は「前哨戦を戦っての感想? カタカナを使うっていうのが外国人に受けると思います」「王者組の印象? 漢字の方がインパクトがあるかと思ったんですけど、あえてカタカナでいくのがいい試みじゃないと思いますね」とTシャツについて雄弁に語る。田村は田村で最後までツッコミを入れずに「戦って生きていく」「生きている」などと話すばかりだった。

 これには王者組もうんざりで、安齊は「2人とも、会話はちゃんとした方がいいと思います」と諭す。だがその後鈴木は、会話が途切れるたびに「安齊、どう思う?」との質問を、特有のしつこさで投げかけ続けて王者組をへきえきとさせた。

 それでも王者組は「2人とも一番怖いのは何をしてくるか分からない。今も何を言ってくるか分からない。そういうところが一番警戒するところじゃないかな」(HAYATO)、「想像できないようなことをしてくるのが警戒すべき点で恐怖ですね」(安齊)と警戒。最終的に安齊は、鈴木の問いかけを完全に無視していた。