今季終了後にメジャー移籍の意向を持つヤクルト・村上宗隆内野手(25)をめぐる米メディアの報道が早くもヒートアップしてきた。

 移籍先として有力視されているのが、日本が世界一に輝いた2023年のWBCで共闘した大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)、佐々木朗希投手(23)が所属するドジャース。今オフ、村上はドジャースの帽子をかぶっている画像を自身のSNSでアップし、多くの米メディアがドジャースとの相思相愛ぶりを勘ぐった。

 そんな中、ドジャース専門メディア「ドジャース・ネーション」は5日(日本時間6日)、特大弾を放つ村上の動画とともに「NPB最後となるであろうシーズンをプレーしている。この25歳は2026年にMLBへジャンプすることを目指している。ドジャースはすでに彼との契約する有力候補に挙がっている」と公式Xに投稿。ドジャース1強ムードを演出した。

 ところが、その「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン氏が6日(同7日)、自身がホストを務めるライブ配信で「私は何人かのNPB関係者と話をしたが、彼らは彼(村上)が間違いなく西海岸でプレーしたいと言っていた。西海岸でのプレーを希望しているが、西海岸のチームと東海岸の1チーム、つまりヤンキースとの戦いになるだろう」と解説。

 さらに大谷と本塁打王を争いたいという村上は同僚となるよりも別のチームで対抗することを望むはずだと指摘し「彼は西海岸にいることを望んでいるが、間違いなくニューヨーク・ヤンキースと契約するつもりだ。今すぐに選ばなければならないとしたら、ヤンキースが最有力候補だろう」と爆弾発言した。

 身内ともいえる専門メディアから飛び出したまさかの〝ライバル球団推し〟だけに、他メディアも注目。ニューヨークに本社がある大手誌「ニューズウィーク」は「ヤンキースの「お気に入り」56本塁打の日本人スラッガーがドジャースなどを破ってMLBにやってくる」の見出しでマッケイン氏の発言を報道。

「ドジャースは2027年シーズンまでフレディ・フリーマンを一塁に据え、DHの座は今後9年間、大谷に固定されている一方、ヤンキースはポール・ゴールドシュミットを1年契約で一塁手として獲得しており、そのポジションは来オフシーズンに空くことになる。一塁で彼(村上)に明確なフィット感があることを考えると(ヤンキースが)より理にかなっているかもしれない」とチーム事情でもヤンキースに分があると報じた。

 本人のあずかり知らぬところで東西の名門、さらに専門メディア内部が火花を散らす格好となった日本のキング争奪戦。果たして――。