巨人が1日にヤクルトとのオープン戦(東京ドーム)で6―5と逆転サヨナラ勝ちを収めた。

 驚異的な粘りを見せた。3―5と敗戦濃厚な9回だ。フルプの安打と2四球で無死満塁の好機をつくると、まずは代打・中山が右前適時打で1点差に迫った。さらに無死満塁から、秋広優人内野手(22)が前進守備の中堅の頭を越える値千金のサヨナラ2点適時二塁打を放ち、試合を決めた。

 試合後、阿部慎之助監督(45)は上機嫌で会見場に登場。第一声で秋広の一打について「また1本減っちゃったな」とシーズン中にほしい長打を〝ムダ使い〟しているかのようなジョークを飛ばしてニヤリ。2月18日の沖縄・那覇キャンプ中に行ったDeNAとの練習試合で秋広が2本塁打と大爆発した際「シーズン中に打たないとどうしようもない。年間で打てる本数は決まっているので、もう2本減りましたね」と辛口で鼓舞していた。

 それでも指揮官は「打席数少ない中で勝負しているから、最高の結果だったんじゃないですかね」と秋広の猛アピールの前に目を細めていた。

 さらにこの日、今季初実戦だった岡本にも〝1号〟2ランが飛び出し、阿部監督は「最初は腰痛とかあったんだけど、いい調整してくれている」と主砲の頼もしさにうなずいていた。