昨年のワールドシリーズはドジャースがヤンキースとの東西名門対決を4勝1敗で制し、4年ぶりの頂点に立った。
ただ、道のりは平坦ではなかった。多くのナインが口にしたのは、パドレスとの地区シリーズの過酷さだった。最終的に3勝2敗で突破したが、第1戦に勝利してから連敗。負ければ終わりの崖っぷちに追い込まれ、4戦目に8―0で勝利して勝敗を五分に戻すと、5戦目も2―0の僅差ながら何とか振り切った。
もともとナ・リーグ西地区のライバルで、昨年のレギュラーシーズンでは5勝8敗と負け越していた。それだけにポストシーズン(PS)での再戦にひと際闘志を燃やしていたのが、パドレスのマニー・マチャド内野手(32)だった。
PSに入ると、もはやケンカ腰。ドジャースベンチにいたロバーツ監督の近くにボールを投げつけて「無礼だ」と敵将を憤慨させ、自軍ベンチから罵声を浴びせることもあった。
ドジャースファンからすっかり嫌われ者となったマチャドだが、自身が出演し、27日(日本時間28日)に公開された米ユーチューブ番組「Ben And Woods」の中で当時をこう振り返っている。
「(ドジャースとは)1年を通してワールドシリーズだったと思う。1年を通して一進一退だった。あのシリーズも素晴らしかった。2つのビッグチームがお互いに激しくやり合ったんだからね。僕らが拍手し、向こうも拍手を返し、また僕らが拍手して向こうも拍手を返し、最後に向こうが拍手をしたんだ。それがスポーツの素晴らしさだ」
試合は真剣勝負でも終わればノーサードということなのだろう。スポーツマンシップを説いたマチャドは「間違いなく数年前のような雰囲気ではなかった。僕らにとって(地区シリーズが)確かにワールドシリーズだった」とも話した。今季は打倒・王者へ、ますます燃え盛りそうだ。












