右ヒザを痛めてリハビリ調整中のソフトバンク・川瀬晃内野手(27)が3月前半のオープン戦出場を視野に入れていることが10日、分かった。首脳陣も表情をくもらせるアクシデントだっただけに朗報と言えそうだ。

 宮崎春季キャンプ(生目の杜運動公園)第1クール3日の守備練習でイレギュラーバウンドの打球に反応した際に患部を負傷。その際、小久保監督は「ヒカル(晃)のケガが心配。大事に至らないことを祈っている。幸いにも開幕まで時間があるので、そこに間に合ってくれれば一番いいけど、今年で野球人生が終わるわけじゃない。トータルで考えた時に、というのもしっかり頭に入れながら対応したい」と慎重な口ぶりだった。

 川瀬は昨季、自己最多の105試合に出場。二遊間を中心に内野の全ポジションを守り、4年ぶりのリーグ制覇を支えた。替えの利かない「スーパーサブ」として、小久保監督はじめ首脳陣の厚い信頼を勝ち取った。

 4日に宮崎市内の病院を受診し、帰福後に改めてセカンドオピニオンを受けていた。骨と骨がぶつかった際に痛みを発症したものとみられ、首脳陣の話を総合すると大事には至らず「3月前半の試合を目指して状態を上げていく」方針。近日中にはジョギングを再開する予定だ。

 すでに川瀬本人から経過報告の連絡を受けた首脳陣の安堵の表情が、その存在の大きさを物語っていた。川瀬離脱は大きな懸案だっただけに、小久保監督の祈りが通じた形だ。