〝邪道〟大仁田厚(67)が26日、広島のご当地レスラーとして知られるデビル・ザ・マジシャン引退試合の相手を務めた。

 この日の「新春広島プロレスフェスティバル」のメインで大仁田は雷神矢口、岡田剛史と組んでマジシャン、葛西純、マンモス佐々木組と対戦。試合は「流星ロケット爆破+ロープ&電流爆破バット」の形式で行われた。

 序盤から、大仁田がマジシャンにロープに押し込まれ被弾した上、電流爆破バットもくらうなど大仁田組劣勢の立ち上がり。これに反撃した大仁田は、マジシャンのマスクを破りながら捕らえた末、矢口に爆破バットを振り下ろさせた。だが、そこに葛西が飛び込んでマジシャンを庇い被弾した。

電流爆破を受ける大仁田
電流爆破を受ける大仁田

 初めて電流爆破のエジキにした葛西を戦闘不能に追い込んだ邪道組は、続いてマジシャンを集中攻撃だ。そして最後は大仁田、矢口のダブル電流爆破バットでマットに沈めた。試合後、大仁田は「マジシャン、ありがとうな。この大会の宣伝に散々利用されましたけど(笑い)。〝利用されてもいいや〟と思える、そんな男です」と話す。

 続いてマイクを持ったマジシャンは「1年前からこの大会を企画して、葛西選手に電流爆破をお願いしたら、二つ返事で出てもらえました。(直前の体調不良で欠場となった)西村選手も『絶対行くよ』といって下さってましたが、東京から応援してくれていたと思います。そして最後に大仁田さん! 自分みたいなのを電流爆破のリングに上げてくれて、ありがとうございました!また、11年間のご声援、本当にありがとうございました!」と感謝を口にした。

 最後に大仁田は「これからどんな人生を送るか分かりませんが、俺はこの男が大好きです。第二の人生、がんばれマジシャン! 1、2、3ファイヤー!」と絶叫し、大観衆と共にエールを送った。その後マジシャンは、男泣きで10カウントをリング上で聞き、拍手の中リングを降りた。