3年目を迎えるソフトバンク期待の育成・盛島稜大捕手(20)に、大化けの予感が漂っている。2022年育成ドラフト14位でホークスに入団した大型捕手は昨年、城島CBOの口から名前が挙がるなど期待が大きく、春季キャンプではA組に抜てきされた。甲斐が巨人にFA移籍し、競争が激しい捕手陣の中で迎える高卒3年目。支配下登録、そしてその先へ、どのような思いで今季に臨むのか、本人を直撃した。

ロングインタビューに応じた盛島
ロングインタビューに応じた盛島

 ──有原の自主トレに参加。得るものは大きい

 盛島 育成なんで一軍(の投手)の球っていうのはなかなか取れない。一軍の球を受けて、シーズンに向けて足りない部分とかわかればと思って参加した。練習しても(有原さんは)体感だったりとか、めちゃめちゃ強い。これぐらいやらないと活躍できないんだろうなと。

 ──打撃は自分で。不安はないか

 盛島 不安はそこまでないですね。

 ──有原は背中で引っ張るタイプに見えるが、一緒にやってみて

 盛島 そうですね。質問すれば答えてくれますし、結構フランクに話しかけてくださる。

チームの大先輩・有原航平の自主トレに帯同した
チームの大先輩・有原航平の自主トレに帯同した

 ──昨年の2年目を終えて

 盛島 前半は良かったんですけど、後半から長打がなくなっていた。シーズン通して長打というところは継続したかったので、それが去年の反省。

 ──守備面では

 盛島 スローイングだったり、ワンバウンドを止めるだったり、基本的なところがまだできていなかった。そういうところは投手との信頼関係にも関係してくると思うので、スローイングでセーフだとしても自分の投げたいところに投げたりだとかは継続というか、この3年目で修正していければ。

 ──今の一番のテーマは

 盛島 去年の反省点を少しずつ潰していく。守備だったらワンバウンド、セカンドスロー。

 ──成人式

 盛島 スーツで行きました。周りは袴とか着てる人はいました。楽しかったです。

 ──リフレッシュ方法は

 盛島 寝ることです。オフの日は気づいたらお昼になってます。太陽が昇って、まぶしいと思って起きます。

興南高時代には甲子園にも出場した盛島(2022年8月)
興南高時代には甲子園にも出場した盛島(2022年8月)

 ──高卒3年目の年。今季への思いは

 盛島 結果も1、2年目よりは求められてくると思いますし、3年目でクビなる人もたくさん去年いた。そこはしっかり自分で覚悟持って生き残れるように頑張りたい。

 ──甲斐も抜けて捕手陣は群雄割拠だが、見据えるところは

 盛島 まず支配下。じゃないと一軍に上がれないですし、まだ二軍でもそんなに試合出てないので、いきなりっていうのは多分ないと思うんですけど、まずは二軍で結果出してアピールして、いち早く支配下になりたい。

 ──城島CBOからの期待もある。逆にプレッシャーになったりはしないか。

 盛島 もちろん見てくれるのはうれしいですし期待されているっていうのは感じますけど、そこまで気負うことなくできてます。

 ──甲斐から2年間で得たものは

 盛島 育成からでも正捕手になれるっていうのを教えてくれた。自分も正捕手に向けて頑張りたいです。

 ──来季まずは二軍で残したい数字

 盛島 欲張ったら3割打ちたいですけど、2割5分は最低限。本塁打も打ちたいですけど、まだそういうレベルじゃないと思うので。まずは低くて強い打球を打ちたいです。

城島CBOの評価も高い
城島CBOの評価も高い

 ☆もりしま・りょうた 2004年5月27日生まれ、沖縄県宮古島市出身。右投げ右打ち、捕手。背番号171。身長187センチ、体重104キロ。興南高時代は3年時に第104回全国高等学校野球選手権大会に出場。4番として適時打も放ったが、チームは初戦で敗れた。強肩強打の捕手としてのポテンシャルを見いだされ22年育成ドラフト14位とその年の全体最後の指名でホークスに入団。昨年には城島氏が「メジャーでやれるスケール」と評するなど球団からの期待も大きい。昨季は三、四軍戦で99試合に出場し打率2割9分9厘、4本塁打、50打点。