竜左腕エースの好投にようやく打線が応えた。中日が22日の巨人戦(東京ドーム)で4―2と逆転勝利。先発マウンドに立った中日・小笠原慎之介投手(26)は6回94球、7安打2失点と粘投し、今季2勝目を挙げた。4月9日のDeNA戦(横浜)以来、約1か月半ぶりの白星となった。

 背番号11の熱いプレーが打線に火をつけた。小笠原は初回、丸の先頭打者アーチ、3回には岡本の犠飛で2点を失うが、その後は粘りの投球。5回無死一塁の場面では小飛球となった吉川の送りバントをダイビングキャッチ。必死のプレーで勝利への執念を見せた。

 開幕から小笠原の登板時には、さっぱり機能せず打てなかった打線もこれに猛奮起した。6回二死から2つの四球で一、二塁のチャンスをつかむと細川が左前へはじき返し1点差。これが小笠原にとっては実に44イニングぶりの援護点となった、その細川は「打ったボールはカットだと思います。頑張っている小笠原さんを援護したかった。浮いてきたボールをとらえられて良かったです」と振り返った。

 それだけでは終わらなかった。続くカリステがライトフェンス直撃の二塁打を放ち3―2と逆転に成功。値千金の一打をたたき出した助っ人は「打ったボールはストレート。絶対にランナーをかえしたいと打席に入った。ずっと頑張っている小笠原に追加点をプレゼントできてうれしいよ」。

 これで小笠原は開幕からの連続クオリティー・スタート(QS=6回以上を自責点3以内)を8試合に伸ばした。左腕は「先制を許しましたが、野手の方に助けてもらいました」とベンチで笑みを浮かべた。