ドジャース・大谷翔平投手(29)の元通訳・水原一平氏(39)が違法賭博を巡る「巨額窃盗疑惑」で解雇された一連の問題は、22日(日本時間23日)に新たな展開を迎えた。MLB機構はこの日「大谷翔平と水原一平の疑惑を報道で知って以来、情報収集に努めている。本日未明、われわれの調査局(DOI)はこの件に関する正式な調査を開始した」との声明を発表。丹念な調査報道で大谷の口座から違法なブックメーカーへの電子送金をスクープした米メディアESPNは、気になる〝大谷の今後〟を見通した。

 まずは今回の調査開始にあたり、球界関係者の話として「MLBは大谷と水原氏を含む関係者全員との面談を要請する予定だが、水原氏はもう球界で働いていないため、関係者が同氏の協力を強制する方法はない」という見解を紹介。さらに「大谷にはMLB選手会の会員として協力を拒否する権利もある。大谷はまた、仲裁先例の解釈に基づき、すでに進行中の犯罪捜査を理由に協力を拒否する権利を行使する可能性もある。MLBは伝統的に選手が捜査の対象であれば、そのような例外を発動できると主張してきたが、大谷はそうではないと考えられている」とも言及した。

 調査が進む間、大谷の処遇はどうなるのか。同メディアは「大谷はブックメーカーと直接取引したとして告発されておらず、野球に関する賭けが行われたという証拠もない。そのため、リーグは現時点で彼をフィールドから外す必要はないと考えている」と今後を見通した。

 韓国での開幕シリーズを終えたドジャースは、24日(同25日)からエンゼルスとのオープン戦3試合を挟み、28日(同29日)にアメリカ本土での開幕戦となるカーディナルス戦に臨む。

 多くの野球ファンが大谷に向けられた疑念が一日も早く払拭され、プレーに集中できる環境が整うことを望んでいる。