〝髪形自由対決〟を制し、聖地初勝利をつかんだ。第96回選抜高校野球大会の第3日(20日)第3試合は、中央学院(千葉)が、春夏通じて甲子園初出場の耐久(和歌山)に7―1で勝利した。前回は2018年春夏に出場したが、両大会ともに初戦敗退。念願の初戦突破を果たした。

 1点リードで迎えた6回一死一、二塁から1番・青木(3年)の2点適時三塁打などで、この回3得点。さらに、7回にも相手の失策に乗じて3点を奪い、一気に相手を突き放した。投げては先発・臼井(3年)が、5回125球を投げて3安打無失点。2番手・颯佐(3年)も4回無失点、4奪三振と安定した投手リレーで、チームに甲子園初勝利を呼び込んだ。

 今年から導入された「低反発バット」の影響で、長打が出づらい今大会。その中で、2本の長打&3打点と〝大暴れ〟だった青木は「甲子園という夢の舞台で打席に立って、すごくワクワクしていました。ライナー性の打球を打とうと思ってたんで、いい感じの角度で打てたと思います」と笑顔で振り返った。

 相馬監督は聖地初勝利について「感慨深かったです。僕の勝利というかは、みんなの勝利だと思います。仲間に感謝したいです」と感無量の様子。また、昨秋は打撃不振で苦しんだ青木の大活躍については「彼がきょうのキーマンだと思っていたので、非常によくやったと。本当に最高でした。素晴らしいバッティングでした」と褒めちぎっていた。  

 ちなみに両校の野球部はともに丸刈りの強制をやめている。耐久は2021年に、中央学院も22年に髪形を自由にさせており、今回のセンバツでは「脱丸刈り対決」として戦前から注目を浴びていた。