メジャー復帰を目指すトレバー・バウアー投手(33)が日本時間の19日、自身のXでメキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズ(スペイン語名=ディアブロス・ロホス・デル・メヒコ)と短期契約を結んだことを明らかにした。ちなみに同球団は昨年、同僚ヘのパワハラ問題で楽天から自由契約となった安楽智大投手が加入したことでも話題となっている。
バウアーがXでコメントしたところによれば、25日(以下、現地時間)にメキシコシティのアルフレッド・ハープ・ヘル・スタジアムで行われるヤンキース傘下マイナーチームとのエキシビションゲームに登板予定。その後も4月11日から5月8日までレッドデビルズの一員として5試合に登板することに同意しているという。バウアーは「これにより万が一、MLBからオファーが来たとしても、すぐにローテーションに加わることができる」ともつづっており、自身のコンディション維持とメジャー復帰をアピールするための場と考えているようだ。
ヤンキース本拠地・ニューヨークの地元紙「ニューヨーク・ポスト」や「デイリーニューズ」も「MLB復帰の道を模索するバウアーがメキシカンリーグチームとNYY戦で投手を務める」と報じている。
バウアーはMLB通算で83勝をマークし、2020年にはサイ・ヤング賞も受賞。輝かしい経歴を誇りながら21年のドジャース在籍時に性的暴行疑惑が浮上し、出場停止処分を受けるとMLBのマウンドで登板する機会を失った。昨季はDeNAでプレーし、トラブルの引き金となっていた暴行疑惑に関する相手とは訴訟で和解が成立。長期のブランクがあったにもかかわらずDeNAでは昨季10勝4敗、防御率2.76の好成績を残し、健在ぶりを見せつけた。
10日にはドジャース傘下のマイナーチームを相手にプロ契約を目指す若手主体の混成チーム「アジアン・ブリーズ」のメンバーとしてマウンドに立ち、3回無失点4奪三振と好投。だが、MLB球団からの反応は相変わらず鈍い様子だ。
「トラブルに関しては相手女性との和解が成立していることから確かにクリーンだが、そのイメージの回復はかなり難しいと言わざるを得ないだろう。バウアーを調査中のMLB球団を現状で聞いたことがない。どこかの球団が獲得する可能性はゼロとは言い切れないが、限りなく低いのではないか。そう考えると、まだ互いにホットラインがつながっているとされている日本のベイスターズ(DeNA)に復帰するシナリオのほうが、まだ現実味がある。ディアブロスとの契約期間中にもMLBからオファーがなければ結局、夢を諦めて日本球界復帰を決断することになるのではないか」(MLB球団スカウト)
果たしてバウアーは大方の予想を覆し、MLB電撃復帰を成し遂げることができるのだろうか。












