全日本プロレスの安齊勇馬(24)がDDTのKO―Dタッグ王座奪取を逃し、3冠ヘビー級王座取りに暗雲が垂れ込めた。

 30日の大田区総合体育館大会で3冠ヘビー級王者・中嶋勝彦への挑戦を控える安齊は、17日のDDT後楽園ホール大会に参戦。本田竜輝とのタッグで遠藤哲哉&飯野雄貴の保持するKO―Dタッグ王座に挑戦した。

 試合では本田と好連係を炸裂し、強烈なドロップキックで遠藤に立ち向かう。さらに飯野にジャンピングニーを命中させ、他団体マットでも存在感を放った。

 10分過ぎには安齊のジャンピングニーが本田に誤爆する場面もあったが、得意のダブルアームスープレックスで遠藤をマットに叩きつけ、くらいついていった。
 
 しかし15分過ぎ、飯野のスピアーをくらい場外に吹き飛ばされると、本田が遠藤に捕まりピンチに陥った。最後は本田が遠藤に旋回式トーチャーラックボムからのバーニングスタープレスを決められ、3カウントを献上した。

 試合後、マイクを持った遠藤から「今日のところは俺たちの勝利だ。ただ、本当の意味で君たちの時代が来るのも遠くないんじゃないかなって思いました。その時が来たらまた戦いましょう」と健闘をたたえられた。

 疲労困ぱいの2人は遠藤をにらみつけ悔しさをにじませリングを後に。バックステージで安齊は「DDTのプロレス、めちゃくちゃ奥深くて面白かった。遠藤選手、俺たちの時代が来るのはそう遠くないとか悠長なこと言ってたけど、俺たちは最速で全日本プロレスのトップ、いや、プロレス界のトップに立ってみせます。その時はまたリベンジさせてください! ありがとうございました」と力強く語った。また、ヨシヒコに襲われた本田は首を絞められ、そのまま控室へ姿を消した。

 一方の王者組は、秋山準を次期挑戦者に指名。受諾した秋山はパートナーを探すことを約束し、4月7日後楽園大会での王座戦が決定的になった。