トレードから一躍キングに!? ソフトバンクのアダム・ウォーカー外野手(32)が12日に行われた巨人とのオープン戦(鹿児島)に代打で出場し、超特大の場外アーチをかっ飛ばした。昨季まで在籍した古巣へ強烈な恩返しとなったわけだが、その巨人内部からは「ポランコの再来」とウォーカーをパの本塁打王に推す声も上がっている。
出番は1点を追う6回二死二塁の場面だった。外角高めの140キロ直球を振り抜くと、打球は左翼席後方の防球ネットも超える場外弾。ひと振りで3―2と試合をひっくり返し、チームに勝利をもたらした。
昨オフに高橋礼&泉との交換トレードでソフトバンクに加入。この日は新天地に移籍して初の顔合わせとあって、試合前にはとことん守備練習に寄り添ってくれた亀井外野守備兼走塁コーチらと再会を喜んだ。
Gナインにとっては野球に真剣に取り組むナイスガイと別れる形となったが、巨人のチームスタッフからは「指名打者で1年間使ってもらえれば、去年のポランコのようにホームラン王になれるかもしれない」と大化けを期待されている。というのも、ウォーカーの最大の欠点は守備。中でもスローイングは改善されておらず、直近のオープン戦でも送球をたたきつけてしまった。
DH制がないセ・リーグでレギュラーをつかむためには守備力が不可欠。巨人時代のウォーカーは技術向上に努めたものの、前出スタッフは「守備のミスを引きずって打撃に悪影響を与えたこともあった。守備に就かせなければ成績はもっと上がるはず」という。守備に就かなければ一切の不安が取り除かれ、打撃にさらなる好影響をもたらすというわけだ。
その好例が同僚だったロッテ・ポランコ。来日1年目の2022年は巨人で24発をマークしたが、緩慢な守備もあって自由契約に。移籍先のロッテではほぼDH専念となり、昨季26本塁打でパのキングに輝いた。
小久保監督は「基本はDHです。開幕から? はい。体が悪くなければ」と開幕スタメンを明言。ウォーカーの自己最多は22年の23発だが30発…いや、40発超えも夢ではないかもしれない。
「元同僚の前でホームランを打てたのはすごく気持ち良かった」。リーグ移籍でさらなるジャパニーズ・ドリームをつかめるか見ものだ。












