広島の5年目右腕・森下暢仁投手(26)が1日の楽天戦にオープン戦初登板。打者12人、2安打無失点の結果にも収穫は「あんまりなかった」と低い自己評価で調整登板を終えた。

 ルーキーイヤーから昨年まで毎年、鯉の先発ローテーションの屋台骨を担う男だけに、求めるレベルは結果だけではないのだろう。この日投じた43球のうち、25球以上が直球。この投球の基本球が「映像見たら分かると思うけど、構えたところに全然行ってないし、ストレートも高めに抜けてばっかりで、マウンドにアジャストできずに終わったという感じ」と本人はイマイチの表情だ。

 それでも3イニング目には自ら〝修正〟に乗り出した。二死から迎えた楽天・辰己に対しては直球が外れ、ボールスリーとなった後も、真っすぐにこだわって勝負。「変化球のサインもあったけど、全部高めに行ったので。ストレートでカウントを取れれば、もっと変化球だったりが楽になると思う」と5球続けて直球を続け、二ゴロにしとめ〝修正〟感触を得てマウンドを降りた。

 次回は選出が決定している日本代表・侍ジャパン強化試合での登板が予定されているが「きょうは全然良くなかったので、しっかりと修正して次につなげられたらと思います」。残り1か月を切った開幕までに、この日最速147キロをマークした直球の精度を向上を課題に挙げ、あくまでキャリア・ハイ更新を目指すシーズンに照準を定める。