いきなり被弾したが…。西武は28日のソフトバンクとの練習試合(アイビー)で、昨季まで同僚だった山川穂高内野手(32)に手痛い一発を食らった。

 先発したドラフト1位・武内夏暉投手(22=国学院大)が1点リードの初回二死一塁の場面で、高めに浮いたチェンジアップを左中間の芝生席へ逆転2ランを被弾。FA移籍した前主砲に初対決&初打席で豪快弾を決められた。ただ、チームに悲壮感は全く流れていなかった。

 さっそくプロの洗礼を浴びた武内は「(変化球が)浮かないように気を付けたんですけど、しっかり打たれたので、そういう球は見逃してくれないなと思いました」と感服。プロのトップレベルの打撃を肌で感じ、犯してはいけないミスを肝に銘じた。

 リードした古賀も同様だ。「1打席目はツーシーム、チェンジアップを投げてああいう結果になった。2打席目は(内角に)行ってどうかなと。それを1打席目にやっていたら結果は違っていたかな」とショックはなし。山川の2打席目ではクロスファイヤーで厳しく内角をエグり、緩急も織り交ぜてボテボテの遊ゴロに打ち取った。収穫と課題を洗い出し、糧とした。

 さらに野田バッテリーコーチは「打って当たり前みたいな球でした。ウチはどこを打つかもうイメージがついていた。そういうことをしていたら打たれるよねという本塁打だった」と涼しい顔。その上で「まだ(シーズンで)どういう攻め方をするとかは決めていないし、ただでさえ対戦が多くなるので。それはもうホームランバッターですし、これからです」と前向きに話した。

 西武の山川対策の基本は「いかにシンプルに打たせないか」。強烈な恩返しは食らったものの、本番はこれからだ。他の強打者対策と同様、基本的には内角を意識させた上で、いかに緩急を使い前後に崩すかがポイントとなる。その駆け引きの中でどれだけ主導権を握り、打席の中で山川に考えさせるかが今後の勝負の分かれ目となりそうだ。