ドジャースの大谷翔平投手(29)が24日(日本時間25日)、米アリゾナ州グランデールのキャンプ地で「孤独トレ」を敢行した。

 この日、チームは敵地エンゼルス戦のため、首脳陣やナインらは午前中の早い時間に敵地へ移動。キャンプ地は珍しく人気が少ない状況になったが、大谷はこの期間を利用して施設を「独占」。マシン打撃や徹底した走塁練習などで1時間半以上にわたり汗を流した。

 背番号17が密かに動き始めたのは、この日午前10時50分過ぎだった。チームはこの日、エンゼルス戦のため午前10時過ぎには首脳陣や主力を含めた選手が次々に敵地テンピに移動。キャンプ地の球場はこの時点で複数のマイナー選手らを除いて閑散となったが、この絶好機を大谷が無駄にするわけがなかった。

小型ピッチングマシンで打撃練習をする大谷
小型ピッチングマシンで打撃練習をする大谷

 まず室内練習場に足を運ぶと、マシン打撃に集中。20分ほど同室内に籠った後は屋外の打撃ケージでマシン相手に再びバットを振り始めた。柔らかいボールを使い入念にスイングやステップを確認することおよそ45分間。普段は他選手との兼ね合いや制限が必要となる施設での独占練習に没頭した。

 この環境に気持ちが楽になったのだろうか。大谷は11時45分過ぎに再び屋外芝生エリアに姿を現すと、今度は計測器を身に着けて走塁練習を開始。時折トレーニングスタッフや水原通訳と爆笑しながら、チューブを付けたダッシュやワイヤー引きなどを中心におよそ50分間、みっちり汗を流した。

 大谷はキャンプ地施設での孤独トレを終え、午後1時前には球場を後にした。その表情には笑みがこぼれていただけに、充実した施設を一人占めできたことは好都合だったに違いない。

 ロバーツ監督はこの日、大谷のオープン戦出場について改めて問われると、「(山本由伸の登板と同様に)彼は来週中にドジャースでのデビューを果たす予定だ」と明言。正確な日時こそ言及しなかったものの、27日(同28日)の本拠地ホワイトソックス戦が有力視されている。

 この日の施設独占練習などで着々と自らの状態を上げている大谷のこと。来週のデビュー戦は初戦から快音を響かせる可能性が高まっている。