【アリゾナ州グレンデール23日(日本時間24日)発】ドジャースの大谷翔平投手(29)が今季3度目の実戦形式のライブBPを行ったが「肩透かし」を食らった。1人目では順番が回ってこず、2人目は四球か見逃し三振か微妙な判定で終了。3打席目はなく、わずか1打席、それもファウル1本放っただけだった。これには豪快な柵越えを期待して詰めかけた今季最多となる2200人超えのファンもガッカリ。「ショウヘイ、お願いだから…」の悲鳴が上がった。

チームメートの動きを見て笑顔
チームメートの動きを見て笑顔

 この日、ドジャースのキャンプ地は大勢のファンが詰めかけ異様な雰囲気だった。メイン球場のキャメルバック・ランチでパドレスとのオープン戦の本拠地開幕戦が行われるからだ。そしてお目当ての一つが“生大谷”。屋外フリー打撃の柵越えを見られればと願ったファンも多いだろう。

 午前10時50分過ぎから始まった実戦形式のライブBP。ベッツ、ヘイワード、バーンズらとともに大谷が姿を見せたのだから期待感は自然と高まった。

 ところが、実際にライブBPが始まるとファンだけではなく大谷も「肩透かし」を食らった。ケージ裏で見つめるもなかなか順番が回ってこない…。そのまま1人目の中継ぎ右腕トライネンの投球が終了した。予定の球数に達したのかもしれないが、ファンはタメ息だ。

 マウンドに2人目の左腕パクストンが上がると、ここでようやく大谷に打席へのゴーサインが出された。だが、その打席も不本意だった。3球続けて見送って4球目をスイングしバックネット裏にファウルを飛ばした。直後の5球目をストライクゾーンを外れたと判断して見送った。

 そのまま大谷は打席で6球目を待ったが、捕手から何かを告げられると首をかしげながら自ら打席を離れ交代。四球か見逃し三振か結果は微妙だ。結局、この日はこの1打席だけに終わった。

 ライブBP終了後はグラウンドに集まった今季最多となる2200人を超えるファンはガッカリだ。「ショウヘイ、お願いだからもっとバットを振ってくれ!」。そんな悲鳴のような声が続出した。

 大谷は19日(同20日)の最初のライブBPで3打席に立ち、1打席目は四球、2打席目は空振り三振、3打席目に中堅バックスクリーン右に“移籍1号”を運んだ。21日(同22日)の2度目は四球と二ゴロだった。直後に開幕までの実戦目標打席を「50」に定めていることを明かした。

 そのうえで、「(開幕までには)十分間に合うとは思います。ビジョン(映像付きの打撃マシン)でも(打席に)入れますし。早い段階でトータルでは50に行くんじゃないかなと思います」と問題がないことを強調。この日も室内練習場に移動しており、ビジョンで打席に立ったようだ。

 ロバーツ監督はこの日、大谷のオープン戦出場について「来週中に出場する。自分自身でうまく調整してくれているからね。(試合に出場する)具体的な日時は首脳陣、コーチ、トレーニングスタッフらと話し合っていつがベストなのかを決めるつもりだ」と話した。

 いよいよ来週中にも実戦デビューする大谷。おそらく本拠地になるだろう。場内アナウンスで「ショウヘイ・オオタニ」とコールされるその日をファンや関係者は今か今かと待っている。