ソフトバンクは24日、今春初の対外試合となる台湾・楽天モンキーズ戦(宮崎アイビー)に11―4で大勝した。小久保新体制の初陣で、球界屈指の強力打線があいさつ代わりの15安打。新加入の山川が特大アーチで沸かせると、ウォーカーも適時打をマークして存在感を示した。

 役者がきっちり仕事を果たしたゲームだったが、小久保監督が開口一番に評価した選手は「2番・遊撃」で先発出場した今宮健太内野手(32)だった。

「今日のポイントは今宮の四球。つなぐ選手とかえす選手がはっきり分かれている打線の中で、あそこの今宮の四球で大量得点につながった。打つべき人が打つのは普通。あの四球は光りましたね」

初回にはヒットも放った今宮
初回にはヒットも放った今宮

 3番・柳田の適時二塁打、4番・山川の勝ち越し2ランで5点を奪って逆転に成功した3回の攻撃で、中軸の前を打つ今宮が選んだ価値ある四球を称賛。リードオフマン・周東の進塁打を含め、勝機を引き寄せる見逃せない働きに光を当てた。

 投手では取材対応中に通りかかった又吉を呼び止め「今日の投手のMVP。あれだけ真っすぐを弾き返してくる(相手)打線を又吉がスパっと切ってくれた。それで試合が落ち着いたのは事実」と絶賛。ビハインドの3回から2番手でマウンドに上がり、2三振を奪って1イニングを完璧に封じた33歳をねぎらった。

 初陣勝利について「勝ち負けは全然気にしていないので、その感想はありません」と語った上で「2チームできるぐらいの選手層はあるんで、それを1つに絞る作業が大変になるなと感じる試合でした」と今後を見据えた小久保監督。来月中旬までの練習試合、オープン戦をサバイバルレースと位置づけて「結果重視」を公言している中で、見どころの多い初陣だった。