世界最大プロレス団体「WWE」で、総合格闘技最高峰「UFC」のプロモーションが行われ、話題になっている。
「ABEMA」にて放送された19日(日本時間20日)のロウ(カリフォルニア州アナハイム)に、UFCライト級ファイターのマイケル・チャンドラー(37=米国)が登場。観客席最前列でリングアナから紹介を受けると、マイクを握り「お前らが目にしているのは、地球上で最高のUFCファイターだ。あのアイルランド野郎はいつまで待たせやがるんだ? そうだ、やつのことだ。コナー・マクレガー! さっさとオクタゴン(ケージ)に戻って来い! クソ野郎! さっさと戦え、頂上で待ってるぞ」と声を張り上げてアピールした。
元UFC2階級制覇王者のコナー・マクレガー(35=アイルランド)は世界的なMMAファイターで、2017年にはボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーとボクシングルールで戦ったことでも知られる。21年7月以降は試合から遠ざかっているが、そのスーパースターにチャンドラーが昨年から浮上していた対戦を改めて要求したのだ。
世界最大プロレス団体の会場で行われた、UFCファイターによる異例のプロモ。これは昨年4月にUFCの親会社「エンデバー」がWWEを買収し、同9月にWWEとUFCを傘下に収めた「TKOグループ・ホールディングス」を設立されたことで生まれた〝合併効果〟だ。WWEでCCO(最高コンテンツ責任者)を務める〝ザ・ゲーム〟トリプルHも、自身のX(旧ツイッター)に「TKOグループによる買収で何が起きるかわからない」と、UFCとのクロスオーバーに期待を込めてポストした。
米ニュースサイト「TMZスポーツ」は「クールで予期せぬ瞬間だった」と報じた上で、「UFCのスターがWWEの大会でマイクを握るのはこれが最後ではないだろうし、その逆もあるだろう」と、今後はUFCのイベントでWWEのプロモが行われる可能性もあると伝えた。メディアにはおおむね好評だが、SNS上の声はさまざまだ。
「UFCとWWEのクロスオーバーマッチ」「これは興味深い」「UFCとWWEのクロスオーバーでわれわれが望んでいた展開だ」と歓迎するものから、「マクレガーvsチャンドラーをレッスルマニア40で」と、WWEプロレスの祭典「レッスルマニア40」(4月6、7日、ペンシルベニア州フィラデルフィア)でMMAの因縁対決実現を望む声も上がった。
さらに「あの男が誰かわからんわ」「WWEでは誰もこんなこと望んでないよ」「WWEファンはこの男とコナー・マクレガーを知ってるの? この2人がWWEで戦わない限り何の意味もないじゃん」と、否定的な意見もあった。
ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)も取締役を務める「TKO」の動向に、注目が集まっているのは間違いない。












