西武・平良海馬投手(24)がデータによる自己管理を徹底している。

 先発転向1年目の昨季はチームトップの11勝(7敗)を挙げ、最上級のセットアッパーは先発でもトップレベルであることを証明した。その右腕には11月の「プレミア12」で連覇を見据える侍ジャパン・井端弘和監督(48)も大きな期待を寄せている。

 先発2年目となる今季に「奪三振王」の目標を掲げる平良は、昨季は平均152キロだった直球の球速アップと新球「G(ジャイロ)スライダー」の完成を目指し、この春季キャンプを送る。

「スライダーより曲がらないスライダーみたいな感じです。カットボールがあまり沈む球ではないので、カットボールよりは沈む。変化量は一緒という感じでジャイロスライダーを投げたいなってなりました」

ブルペンで投球練習中もデータをすぐにチェック
ブルペンで投球練習中もデータをすぐにチェック

 シーズン中の全ての投球データを分析し、球種ごとの空振り率や打球傾向を把握。ブルペンでは投球計測機器「ラプソード」で1球ごとの球速や回転数、回転軸と傾き、変化量などのデータを細かくチェックしている。

 そんな平良がこのキャンプで計測している新たなデータがカロリー消費と摂取の数値だ。オフのトレーニングで体重を6キロ増の99キロとした筋肉量を維持するため、左手首には常に黒い腕時計タイプのデジタル計測器がはめられている。

 平良は「カロリーとかデータを取るため。体重が減らないように、これだけ使ったからどれだけ食べようかなという感じ。練習量が増えてご飯の量が少ないとどんどん筋肉が削れて痩せていってしまうので。エネルギー切れを起こさないように炭水化物をしっかりとって、おにぎりとかを食べてます。具材はわかめとかが食べやすい」と力説。練習中は常にカロリーの消費データと向き合っており、こまめに食事や補助食品などを補給しながら筋力維持に努めているという。

 ハイブリッド化した平良のさらなる飛躍が楽しみだ。