西武の高卒4年目・豆田泰志投手(21)が自慢の直球に磨きをかけている。

 昨年7月に支配下契約を結び16試合で15回1/3に登板した豆田は6ホールド、1セーブ、防御率0・59をマークし、今季の飛躍が期待される173センチの小さな剛球右腕だ。楽天に在籍していた昨季、打者として対戦経験があるベテラン捕手の炭谷は、ブルペンで初めて球を受けて納得の表情を浮かべた。

「あの真っすぐがね、対戦していてなんでそんなに打たれていないんやろうって。思ったより差し込まれていた。力があるんでしょうね。捕ってみてやっぱりいい真っすぐを投げているなと思った」

 豆田は「炭谷さんから僕の球種割合を聞かれて、左右に対してどういう割合で投げているかを話しました。あと『真っスラしているのはいいのか、悪いのか』を聞かれた。僕は全然気にしていないんで『真っスラはいいです』と答えました」と振り返る。

 その上で豆田は自身の直球の特徴について「基本的に回転数は見たりしてデータは把握しています。回転数は周りの人とそこまで変わっている感じはしない。強さはもちろん、データでいうと縦変化量という〝伸び〟が違うので、まあ、そこなのかなと思う」。打者がコンタクトしづらい〝ホップ成分〟の割合こそが正体とみているという。

 高めの速球で押し込む投球スタイルに対しては「今年は高さの基準をみんなより上げていこうと思っている。低めに投げようとせず、基準を上げているんで高めは全然気にしていないでいこうと思う。低めは狙ったらやっぱり弱くなっちゃう。高めの方が強い球がいくので」ときっぱり。同じ身長173センチでセットアッパー時代は「39試合連続試合無失点」のNPB記録を打ち立てた剛球右腕・平良と同じ〝高め至上主義〟で、さらなる高みを目指す決意だ。