巨人の5年目・山瀬慎之助捕手(22)が、レジェンドとの濃密な時間を糧にして正捕手の座を目指す。

 宮崎春季キャンプ第3クール初日となった10日、山瀬にとって星稜高(石川)の大先輩である松井秀喜氏(49)が臨時コーチとして合流した。

 フリー打撃中でさっそく質問にきた山瀬に、松井氏は丁寧に助言。山瀬によれば、トップの位置での頭とバットを離すようにアドバイスされたという。大先輩の言葉に「松井さんの口から聞けたので、これをやったら間違いないなというのもある」と継続を誓った。

松井秀喜臨時コーチ(右)の指導を受ける山瀬
松井秀喜臨時コーチ(右)の指導を受ける山瀬

 実は山瀬にとって松井氏は物心ついた時からの「偉人」だったという。2歳だった2003年に松井氏はヤンキースへ移籍。「(松井氏のイメージは)ヤンキースですね。全国でそうなのかは分からないですけど(石川では)松井さんが打った、打たないは必ず夕方(のニュースで)流れていました」と振り返った。

 そんな偉人の足跡をたどるため、同県能美市にある「松井秀喜ベースボールミュージアム」を5回訪問。これまで松井氏が東京ドームを訪れた際などにあいさつはしていたが「がっつり話したのは今日が初めてです。(松井さんの)指導を胸に1年間継続してレベルアップしたいと思います」と力を込めた。

 19年の夏の甲子園で奥川(ヤクルト)とのバッテリーで準優勝となった山瀬は元々、強肩捕手として知られている。ここに打力が加われば、正捕手・大城卓との距離もグッと縮まる。

 高校の偉大な先輩からの金言をきっかけに、山瀬がさらなる飛躍を目指す。