どこまで近づけるか――。オリックス・山下舜平大投手(21)の〝ダル化〟がいよいよ本格化し始めている。
昨季は規定投球回にこそ届かなかったものの9勝をマークし、防御率1・61の好成績。7日には今春キャンプで初めてブルペン入りし、早くも最速152キロを計測した。
侍ジャパンの井端監督から次代の日の丸エース候補にも挙げられる大型右腕は、今季は年間を通じて先発ローテーションを守るべく、オフは肉体改造に着手してきた。投球の出力、スタミナ向上を目的に1日5食以上をとり、ウエートトレーニングも継続。190センチと恵まれた肉体は1年前より体重が5キロ増え、105キロといっそうたくましくなった。
その分厚さを増した筋骨隆々の体はダルビッシュ有(パドレス)をほうふつとさせる。ダルビッシュも日本ハム時代のプロ3年目(2007年)に207回2/3を投げて12完投を含む15勝、防御率1・28と〝無双モード〟に突入。球界ナンバーワン投手に上り詰める要因の一つが、年々ビルドアップされていった屈強な肉体だった。くしくも、山下の体のサイズもNPB時代のダルビッシュと肩を並べるまでになってきている。
当時、日本ハムで一軍投手コーチを務め、現在はオリックスで指導に当たる厚沢投手コーチも山下による〝ダル化元年〟の覚醒を期待する一人だ。
「去年は中10日と登板間隔をあけたりとか、こちらも気を使っていたけど、今年はそれをなくして。中6日でシーズンを完走してくれとは言わないけれども『もうちょっと(間隔を)詰めていくよ』とは話をしています」
ひとまず年間の最低ノルマに規定投球回の「143回」を設定するが、さらなる上積みも見込めそうだ。
背番号も山下が「目標」と公言するダルビッシュが日本ハム時代につけた「11」に変更された。どこまで偉大な大先輩に追いつけるのか注目される。












