オリックスからポスティングシステムでのメジャー移籍を目指していた山本由伸投手(25)が、大谷翔平投手(29)の加入したドジャースと12年契約の3億2500万ドル(約465億円)で合意。投手史上最高額で、12年契約も投手史上最長という超大型契約とあって国内外で話題を呼んでいる。
オリックスのチーム内からも「いろんな意味で大きな契約。いい道を開いてくれているので、これからの日本の野球にもつながると思います」と功績をたたえる声が上がっている。
今季は3年連続となる投手4冠を成し遂げ、沢村賞、ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞など賞レースを総なめにし、9月9日のロッテ戦(ZOZOマリン)では多くのMLBスカウトが見守る中、ノーヒットノーランを達成した右腕。移籍市場で注目を集め、ヤンキース、メッツ、レッドソックス、フィリーズ、ブルージェイズなどが争奪戦を繰り広げていたが、最終的にドジャースが〝日本のエース〟のハートを射抜いた形となった。
一方で、女房役を務めた若月健矢捕手(28)は、山本の驚きのエピソードを明かす。「ロッカーに由伸が買った100万円くらいのコーヒーメーカーが置いてある。それで飲んでるのは今はTさん(T―岡田)ぐらいしかいない。最初はみんな飲んでたけど、今はホコリかぶっているんで…」。
その超高級コーヒーメーカーは京セラドーム内のロッカーに置かれており、MLBに挑戦する山本からの〝置き土産〟となるが、現状としてはベテラン選手が利用して飲んでいるくらいで、あまり使われていないようだ…。
だが、山下舜平大投手(21)は「コーヒーは体にいいと聞くし、せっかく残してくれたものなのでぼくが掃除してきれいにします」と胸をたたく。中には「でも、由伸には冬になったら新しいのを買い替えて送ってほしいですけどね」といたずらっぽく笑うナインもいるが「こうやって置いてくれているのは、ほんとにありがたいことですし、これから大事にしていきたいですね」と感謝する声であふれている。
オリックスナインにとって、7年間在籍したチームに別れを告げて海を渡る右腕の活躍を見ながら〝山本の置き土産〟でたしなむコーヒーは格別に違いない。











