山下舜平大投手(21)が〝ケガの功名〟でバージョンアップを遂げている。絶対エースの山本由伸がドジャース、山崎福也が日本ハムにFA移籍し、3年連続2桁勝利の左腕・宮城とともにエース候補に浮上している4年目の160キロ右腕が大阪・舞洲で進化中だ。
昨年9勝をマークして新人王に輝いたとはいえ、8月下旬に腰痛でチームを離脱。そのままポストシーズンに戻ってくることはなかった。悔しい思いをしながらもリハビリとトレーニングに集中し「いい時間を過ごせた」と充実感をのぞかせた。
自らの投球をデータで細かく解析して研究し、食生活も見直した。管理栄養士やトレーナーに相談しながら自分でも勉強し、1日3時間おきの5食を実戦。離脱時は98キロだった体重は105キロまで増えた。シーズン中は山本由伸ばりに〝特別メニュー〟を球場に持ち込むことも視野に入れている。
9勝したとはいえ、昨年と同じようにはいかない。相手もより研究してくることを意識し、進化の必要性を感じている。最速160キロのストレートはもちろん、カーブ、フォークにさらに磨きをかける。「維持しようとしても意味ない。どんどんレベルアップして越えていくのが大事。そこは常に考えていきたい。できる範囲でやりたい。いろいろできたらな、と思っています」。パワーアップした大器が球界を席巻する。












