ソフトバンク・山川穂高内野手(32)の人的補償で西武に加入した甲斐野央(ひろし)投手(27)の入団会見が1日に球団事務所で行われた。

 甲斐野は「必要として獲っていただいたと思っていますし、いち早くチームに溶け込んで優勝、日本一に貢献したい。来てくれて良かったと思ってもらえるよう勝負していきたい」と新天地での再出発を誓った。

 今後のチームへの融合については「ホークスでは結構おふざけキャラというか、明るいムードメーカーみたいな感じになってたんですけど、いきなりそういうキャラを出してしまうとダメだと思うので、最初は猫をかぶっていこうかなと思います」と会見場の笑いを誘った。

 その一方、この甲斐野の会見を受けて選手会の〝広報部長〟を兼務する岡田雅利捕手(34)は「ライオンズカラーに染まらずに甲斐野は自分のカラーでチームに飛び込んで来てほしい。投手陣に新しい風を吹かせてほしい」と要望を語った。甲斐野に限らず、このオフは多くの選手が西武を去り、補強、トレード、人的補償などで新戦力が加入して大胆な血の入れ替えが行われた。

 岡田は「いい意味で周りが見えているギンさん(炭谷)が帰ってきてくれたので、甲斐野は自分のことだけをやってくれたらいい。本人が言うおちゃらけキャラなら、それをそのままチームに持ち込んでほしい。今の投手陣にそういうムードメーカーがいないので絶対にプラスになる」と断言。甲斐野の人柄がそのままチームの活性化につながるとみている。その上でこうエールを送った。

「ソフトバンクの中継ぎのつくり方が西武のものと違えば、ウチの投手陣が刺激を受けるだろうし、逆に甲斐野にとっても勉強になるかもしれない。またウチの打者をソフトバンク側はどう見ているのか。彼が投げている時はキャッチャーがコースではなく、ほぼ真ん中に構えている。真ん中の真っすぐだけでどんどん抑えていける部分なんかも聞いてみたい。とにかくそこらへんを引き出す作業はボクやギンさんがやっていくので、甲斐野には素のままチームに溶け込んでほしい」

 そんな岡田の目下の悩みはキャンプスタートが甲斐野のいる一軍・A班ではなく二軍・B班スタートだということだ。