全日本プロレスの3冠ヘビー級王座戦(27日、東京・エスフォルタアリーナ八王子)は王者の中嶋勝彦(35)が芦野祥太郎(34)の挑戦を退け、3度目の防衛に成功した。
序盤から場外乱闘でぶつかり合い、あまりの激しさから観客から悲鳴が聞こえる場面も。リングに戻ると中嶋が得意の蹴りを連発し、格の違いを見せつけた。
しかし8分過ぎ、芦野にロコモーション式のジャーマンを連発され、Tボーンスープレックスを決められるピンチを迎えた。それでも王者は強烈な張り手で反撃。さらに必殺技のバーティカルスパイクでマットに突き刺して、一気に王者のペースに引き込んだ。最後は腕固めでもだえ苦しむ芦野をしつこく攻め、ギブアップさせた。
試合後、勝ち名乗りを上げると、斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ)の弟レイにマイクを奪われ「おい中嶋、最近闘魂だなんだとうるせえな。てめえが好き勝手やっているのは、気に食わねえ。俺は一度はお前をぶっ倒している。俺の挑戦表明を受けろ」と言い放たれた。
14日の後楽園大会で斉藤ブラザーズの保持する世界タッグに大森北斗とのコンビで挑戦した際、レイから直接3カウントを奪われ、屈辱を味わった。レイのマイクを奪い取った中嶋は「言いたいことはわかった。でも斉藤ブラザーズなのにお前1人でいいのか? 2人まとめてどうだ?」と挑発。不敵な笑みを浮かべたレイは「おい、うぬぼれてんじゃねえぞ。お前はいいレスラーかもしれねえが、お前なんてちっとも怖くねえんだよ」と宣戦布告だ。
余裕の笑みを浮かべた王者は「まあ、いいよ。ただ一言だけ言ってやる。今もなお3冠を持ち続けているのは中嶋勝彦、闘魂スタイルだ」と言い張り、レイにマイクを譲ると静かにリングを後にした。
謎の「闘魂スタイル」をうたう外敵王者が王道マットをかき乱す。












