今月限りで全日本プロレスを退団する石川修司(48)が27日、エスフォルタアリーナ八王子大会で所属選手として最後の戦いを終えた。

 同じく所属選手として最後の試合であるブラックめんそーれと組んで井上凌、綾部蓮の若手コンビと対戦。別れを惜しむ全日本ファンから大声援を受けた石川はタッグパートナーでもある綾部と激しい肉弾戦を繰り広げるなど奮闘し、最後はめんそーれが井上と一騎打ち状態でやり合ったものの、15分時間切れ引き分けに終わった。

 石川にとって全日本はあこがれの団体。2017年1月から本格参戦して19年1月に正式所属となると、諏訪魔とのコンビ暴走大巨人で世界タッグ王座を4度獲得するなど活躍し、人望も厚く選手会長も務めた。

 福田剛紀社長の迷走ぶりなど会社への不信感から愛する王道マットを離れることを決めた石川は試合後、「入りでゲートをくぐるときはセンチメンタルな気持ちになった」としんみり。めんそーれが約10年の全日本での日々を振り返り、「ブラックめんそーれを嫌いになっても、全日本プロレスのことは嫌いにならないでください」などとコメントする間も感傷に浸るように、遠くを眺め続け、「本当に今は感謝の気持ちしかないのと、途中でやめることへの申し訳ない気持ちでいっぱい」との複雑な思いを口にした。

 そして今後へ向けて、「石川修司は何やってんだと思われるのが一番かっこ悪い。戻ってきてほしいって、輝くレスラーでずっといたい。そうすることが全日本のレスラー、スタッフ、ファンのためになると思うので、これからも輝きたい」と決意し、控室へと消えていった。大巨人が再び王道マットに立つ日は訪れるだろうか。