節目の20度目だ。広島・新井貴浩監督(46)が18日、和歌山県の高野山・清浄心院で恒例の護摩行を行った。

 自分の体を軽く覆ってしまうほどの巨大な火柱と正対し、炎の圧と向き合うこと約90分間。不動真言を唱え、最後は「広島優勝、心願成就」と声を大にして叫び、監督2年目への不退転の覚悟を示した。

 終了後、新井監督は複数のヤケドの跡が残る痛々しい顔つきながらも「何回やっても苦しい。でも、やらないと自分が逃げているようで嫌だから。今年も、気持ちが引き締まった」と充実の様子。「ファンの方にたくさん喜んでもらって、護摩行の火のように真っ赤に燃えさせたい」と決意を新たにした。

 1600本の護摩木をくべ、まな弟子に〝気〟を入れた池口恵観大僧正(88)は「今年は火を強くしました。(新井監督は)息ができなくなったのでは?と思います。何とか優勝してもらいたい。優勝して、日本一になって監督を辞めてもらわんと。それが私の願い」と期待を寄せ、「若い選手を鍛えなさい、と。去年は、気力で負けていた」と伝えたことを明かし、若き青年指揮官に猛ゲキをふるっていた。