プロ14年目を迎える広島のベテラン・秋山翔吾外野手(35)が12日に静岡・下田市内での自主トレを公開した。
同市内の吉佐美運動公園内でランニングなどを行った後、海岸沿いにある田牛サンドスキー場へ移動。傾斜30度もある砂山を駆け上がって下半身を徹底的に鍛え上げ、精力的に汗を流した。
練習終了後は「1年間、キャリアを積んだ選手として力を出していきたい。(若手に)負けたくないという気持ちも持ちながらチームが優勝できるように」と言葉に力を込めた。
2022年シーズン途中にMLBから広島へ加入し、今季で3年目。今やすっかりカープの「顔役」として、チームの面々からも尊敬のまなざしを向けられる存在となった。そんな秋山には新たな役割として「新外国人選手のサポート役になってほしい」という期待値も高まりつつある。
今季から広島は昨季まで在籍した助っ人はロベルト・コルニエル投手(28)以外すべて刷新。新たに内野手はマット・レイノルズ(33=前レッズ)とジェイク・シャイナー(28=前マリナーズ)、投手はテイラー・ハーン(29=前ロイヤルズ)、トーマス・ハッチ(29=前パイレーツ)を迎え入れた。5選手中4選手が〝新参者〟となることで、チーム内には若干の不安要素も漂う。
「近年ではエルドレッドやジョンソンら〝ベテラン助っ人〟が在籍していたように、来日2年目以降の外国人選手が名を連ねているのが常だった。カープではそういう〝先輩外国人〟が1年目の助っ人選手を公私でサポートするのが伝統。日本の風習や、カープでのしきたりなどを彼らが細かく教え込んでいた」(チーム関係者)
こうした業務は通訳などチームスタッフも行っているものの〝先輩外国人〟がわずか1人となる今季は、その負担がこれまで以上に大きくなる可能性がある。そこで白羽の矢が立てられているのが秋山だ。前出の関係者は「彼(秋山)はMLBを知っている。異国の地でプレーする選手の気持ちをウチの中では最もよく分かっている」。
秋山は20年シーズンから2年半、米球界で奮闘し続けてきた。異文化で孤独な戦いを乗り越えた経験を持つ秋山だからこそ4人のニューカマーたちにも、的確なサポートや助言が期待できそうだ。












