野球殿堂博物館(東京・文京区)は18日、今年の殿堂入りを発表。競技者表彰のプレーヤー部門で横浜、中日でプレーした谷繁元信氏(53)と広島、メジャーでプレーした黒田博樹氏(48)が殿堂入りを果たした。

 プレーヤー表彰は有効投票数354票のうち、75%(今回は266票)の得票が必要だったが、谷繁氏と黒田氏は同数の281票(有効投票の79・4%)を獲得した。

 広島県出身の谷繁氏は江の川(現・石見智翠館=島根)から1988年ドラフト1位で横浜に入団。扇の要として活躍すると2002年から中日に移籍し2000安打を達成。通算3021試合出場はプロ野球記録となっている。引退後は中日の監督を務めた。

学ラン姿の谷繁元信氏(1988年)
学ラン姿の谷繁元信氏(1988年)

 また大阪市出身の黒田氏は上宮(大阪)―専大を経て1996年ドラフト2位で広島に入団。エースとして右腕を振ると2007年オフに米国へ渡りドジャース、ヤンキースで活躍。15年に再び広島に戻ると16年には日米通算200勝を達成し同年に通算203勝で引退。現在は広島の球団アドバイザーを務める。

 通達式で谷繁氏は「プロに入って27年間、その前からやっていましたけど耐え抜いた体に感謝したいと思います。まだまだ微力ですけれども野球界への貢献を少しでもできるよう頑張っていきたいと思います」とスピーチ。黒田氏は「(広島時代の監督)山本浩二さんには先発投手、そしてエースとしての心構え、責任、そういったもの、たくさんのものをマウンドで学ばせていただきました」とあいさつした。

ドラフト2位で広島に入団した黒田氏(1996年)
ドラフト2位で広島に入団した黒田氏(1996年)

 また特別表彰ではセ・リーグ審判員などを務めた故・谷村友一氏(享年94)が殿堂入りした。これで野球殿堂入りは218人となった。