2年目の飛躍を目指す巨人・浅野翔吾外野手(19)が〝監視下〟に置かれている。

 昨年10月に腰のヘルニアを患ったものの快方に向かい、17日にジャイアンツ球場で公開した自主トレではキャッチボールやティー打撃で汗を流した。現在の腰の状態は「70~80%ぐらいになってます」。ルーキーイヤーの昨季はプロ初本塁打もマークしており、今季はさらにジャンプアップしたいところだ。

 そんな浅野の姿に対して周囲は一抹の不安も抱いている。球団スタッフの一人は「浅野は練習熱心だからしっかり見ていないとやり過ぎてしまう。これまでもメニューは抑えてきたけど、これからはもっとブレーキが必要になる」と声を潜めた。

 浅野はイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)の現役時代と同じ背番号51を背負うだけでなく、レジェンドにならって座右の銘も「常に全力」。さらに、香川に帰省していた浅野は今月14日に兵庫県内で行われたイチロー氏の自主トレに参加した。指導を受けた高松商2年時以来、約3年ぶりに助言をもらい「イチローさんの期待に応えられるように頑張っていきたい」とテンションは高まるばかりだ。

自主トレで打撃練習する浅野翔吾
自主トレで打撃練習する浅野翔吾

 もちろん、イチロー氏から激励を受けるのはこれ以上ない発奮材料。誰もが大歓迎するところだが、浅野はまだまだセーブをかけて再発を防止しなければならない段階にある。それだけに、万一にもリミッターを解除させないように目を光らせる必要があるというわけだ。

 もっとも、浅野自身も「今、焦って(腰を)やってしまって開幕に間に合わないと、この(リハビリの)3か月が意味ないと思うので。(ペースを)徐々に上げていって開幕に間に合うようにしっかり準備していきたい」とオーバーワークの危険性を口にしていたが…。

 周囲が本人以上に「やり過ぎ」を心配するのは、それだけイチロー氏の影響力が大きい証しとも言えそうだ。