妥当なのか、少ないのか…。巨人のドラフト1位・浅野翔吾外野手(18)が8日に都内の球団事務所で来季契約交渉に臨み、30万円増の年俸1230万円でサインした。周囲の想像を超える成長をみせつけ、1年目から昇給を勝ち取った一方で「30万円」の増額を〝渋チン〟とみる向きもあり、チーム内からも賛否の声が上がっている。
ルーキーイヤーから確かな手応えをつかんだ。開幕後こそファームで過ごしたが、7月7日に一軍初昇格。プロ初スタメンとなった8月11日のDeNA戦で東からプロ初安打、同18日の広島戦では森からプロ初本塁打をマークし、出場24試合で打率2割5分、1本塁打、2打点とまずまずの成績を残した。
浅野は昇給したことについて「一軍でもあまり試合に出てないので、上がるとは思ってなかった。上げていただいてよかったです」と率直な胸の内を明かした。
本人は喜びをあらわにしたが、今回の「30万円」の増額にチーム内の反応は大きく二分された。
あるチーム関係者は「『30万円!?』って思わず聞き直しちゃいましたよ(笑い)。岡本和のルーキーイヤーよりいい成績を残したのに、これだけしか上がらないんじゃ、ちょっと夢がないような…」と驚きを隠せなかった。同じく高卒ドラ1だった岡本和は1年目の2015年は出場17試合で打率2割1分4厘、1本塁打、4打点の成績。1200万円から200万円アップの1400万円で更改した。同程度かそれ以上の成績を残した浅野と比べると破格の昇給額にも映る。
その一方で、チーム成績を理由に「納得」の声を上げる別の関係者もいた。
「今季は2年連続Bクラスの4位。浅野が期待以上の成績を収めたとはいえ、今回の微増は『チームが置かれている現状はこれだけ大変なんだ』という表れでもあると思う。チーム全体で見てやむを得ないとは思う」
岡本和のルーキーイヤーもV逸したものの順位は2位。今季の4位とではチームが置かれた状況は大きく異なる。
とはいえ、球団から大きな期待を寄せられていることは間違いない。現在は腰のヘルニアが再発し、ジャイアンツ球場でリハビリ中。浅野は「早くケガを治して、1日でも早く野球をして(来季は)絶対日本一になれるように頑張りたいなと思っています」とすでに視線を来季に向けている。
さらなる飛躍を遂げ、V奪回と日本一を達成して文句なしの大幅昇給を狙いたいところだ。
(金額はすべて推定)












