英国人の10人中7人が、アンドルー王子を王位継承順位から外すことを望んでいることが、サンデー・エクスプレスの新たな世論調査で14日に明らかになった。

 米富豪の故ジェフリー・エプスタイン氏の未成年女性の買春スキャンダル事件で〝関係者〟とされる名前が機密解除により公開され米財政界や芸能界を激震させた。〝無期限謹慎中〟のアンドルー王子にも再び追及の手が伸びている。調査によると英国国民の69%が、上級王室の序列に置くべきではないと答えている。

 アンドルー王子は現在、ウィリアム皇太子とその子供たちであるジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子、ヘンリー王子とその子供たちのアーチー王子、リリベット王女に次いで、王位継承順位は8位となっている。

 調査では、アンドルー王子を王位継承ラインから外すべきではないと答えたのはわずか16%にとどまった。英国の世論調査会社ウィーシンクが実施した最新調査でも、アンドルー王子の国民人気は〝反逆者〟とされるヘンリー王子の人気を大きく下回っていることが判明している。

 アンドルー王子を罷免すべきだという大多数の意見は、議会の投票の結果としてのみ実現する可能性がある。国王には継承順位から王子を外す権限はなく、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの憲法ユニットのロバート・ヘーゼル教授は、アンドルー王子の罷免には「議会法による立法が必要」になると説明。王子が国王になる可能性は「極めて低い」ため、国会議員がそのような法案を提案する可能性は低いとしている。

 しかしロリア・アルレッド氏とスペンサー・クビン氏の2人の著名な米国弁護士が、エプスタイン事件の被害者とされる14人の代理人を務めており、エプスタイン氏が密かに撮影したセックステープを含むとされる「山のような証拠」の公開をFBIに現在要求しているという。罷免は免れても法の手から逃れることは不可能かもしれない。