ソフトバンクの和田毅投手(42)が14日、自主トレ先の長崎市ビッグNスタジアムで野球教室に参加。子供たちに手取り足取り指導すると「自分は野球を続ける限りは、やっていきたい」と誓った。

 ベテラン左腕は昨季、先発としてチームで有原(10勝)に次ぐ8勝をマーク。小久保新監督からも今季の開幕ローテ入りも明言されていた。

 順調に自主トレをこなしていたベテランが突然、注目を浴びた。11日に国内FA権を行使して加入した山川穂高内野手(32)の人的補償で甲斐野央投手(27)が西武に移籍することが決定。その舞台裏でプロテクトリストから和田が外れていたことが判明した。

 一躍、時の人となった左腕だが、そこはやはり野球人。この日は地元の野球少年、野球少女たちとストラックアウトゲームに参加するなど、終始一緒に楽しむ様子を見せた。子供たちにとっては憧れのプロ野球選手と過ごすかけがえのない時間。騒動の影響は一切、感じさせなかった。

 数多くの才能がひしめき球界を引っ張ってきた松坂世代も現役選手はいよいよ和田のみとなった。それでも左腕は「特別、自分が同級生でただ一人と考えたことはない。各分野で活躍している同級生も多いので、しっかりと頑張っていきたいと思います」と力を込めた。

 左腕は何よりもこの日、集まった子供たちに野球の楽しさを感じ取ってほしかったという。「野球をもっと好きになってほしい」という和田のメッセージには多くの思いが込められていた。