新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者の内藤哲也(41)が、2月24日札幌大会で前王者・SANADA(35)と初防衛戦へ向け制御不能節を連発した。

 内藤は4日東京ドーム大会でSANADAを撃破。ベルトを奪取し、悲願の東京ドームでの「デ・ハ・ポン!」大合唱パフォーマンスも完遂した。その後は5日墨田区総合体育館大会やら3連休やらがあったため、激闘からの〝五夜明け会見〟で勝利を報告。「2024年、最高のスタートを切れましたよ。俺、花道の一番奥でよく振り返るんですよ。そこから見える景色はメインで勝利した者だけが見える特別な景色だから。でも今回、東京ドームの花道の奥から振り返らなかった。なんでかと言えば、それはまたこの舞台に戻ってきたら見れるかなって思ったらから。東京ドーム大会のメインで勝利し、花道の一番奥からの景色を見るため、俺はまた〝必ず〟この舞台に戻ってくるぜ、カブロン」と振り返った。

 前王者のSANADAからの再戦要求を受け、24日札幌大会でのダイレクトリマッチが正式決定した。「SANADAにしては珍しく自分の意思を自分の口で言ったなと。ちょっとは変わったのかなと思いました。実際に東京ドームで大合唱できたのは、乱入してきたEVILを排除してくれたSANADAのおかげ、その部分もあるわけで。大きな借りを作ってしまったなと。東京ドームの借りもありますし、俺はやろうと思いましたよ」と迎撃宣言を繰り出した内藤だったが、SANADAが5日墨田区大会のバックステージでノーコメントだったことには落胆。

「非常にがっかりしましたよ。本当にそう思ってるんだったら、バックステージで改めて言うべきでしょう。まったく同じ言葉でもいいよ? もう一度言うべきでしょ。あのノーコメントを見て俺はガッカリしたし、なら受けなきゃよかったなと思いましたよ。それくらい今現在、防衛戦はあまりテンションが上がらないですね」と苦言を呈した。

 試合会場でのノーコメントはドーム決戦前から内藤が問題視してきたことだ。「俺を戸惑わせることが作戦ならいいけど、そうじゃなくただただ早く帰りたいからノーコメントなら…。彼はもうこれ以上のレスラーになることは絶対にないでしょうね。そして札幌でのタイトルマッチもまた俺に敗れることでしょう。そして涙でも流すのかな? 勝手に泣いてろよ」と切り捨てる。

 21年3月にIWGPヘビー級とIWGPインターコンチネンタルが統一されたIWGP世界ヘビー級王座を戴冠したのは今回が初めて。「このベルトが誕生するときに最後の最後まで反対したのは俺ですから。このベルトの存在は俺にとってあまりいいものではなかったです。実際に取ってみても複雑ですよ。これから保持していくことで愛着がわくことを祈ってますよ。そうじゃなければ放り投げてやりますよ。だって壊せばまた新しいベルトが出来るんでしょ? しかも名前も変わるんでしょ? そんな前例があったようななかったような…」と、昨年末のIWGP GLOBALヘビー級王座新設の流れを巡るズンドコぶりを指摘しつつ、不敵な笑みを浮かべていた。