ポスティングシステムでドジャースに移籍した山本由伸投手(25)が30日に大阪市内で〝お別れ〟会見を開き、古巣に挨拶した。27日(日本時間28日)のドジャースタジアムで入団会見を終えて帰国。山本は「あの時はなかなかの噛み噛みでした。60点でした」とリラックスした表情を見せた。

 12年3億2500万円(約465億円)の大型契約。「すごく高く評価してもらい、それがモチベーションになる。どのチームも必要としてくださり、どのミーティングも心が揺れるものがあった。いい時間になった。どこに行ってもいい決断だな、と思って悩みに悩んだ濃い時間だった。勝つことへの強い気持ちがいいと思い、ここだな、と思った。勝つことが一番」と振り返った。

 大谷翔平の存在も大きく「野球界でトップ選手。そんな選手と同じチームでできるのは特別なこと。僕の野球人生はまだまだこれからなんで成長につながる。貴重なこと」と感じた。レッドソックス・吉田正尚からも祝福されたと言い「いつか対戦できると思うのですごく楽しみ。いい対戦を見せたい」と意気込んだ。

 ドジャーブルーのユニホームに袖を通した時は「スタートラインに立つ。プロ野球に入った時もこんな気持ちだったような気がする」と初心を思い出した。「オリックスでは指導者の方に恵まれた。故障に気を使ってもらい、登板の時も体調を心配してくれたり、そういうことが成長に繋がったと思う。3連覇できて日本一も経験できた。悔しい経験も成長させてくれた。オリックスだからここまでこれた」と7年間を過ごした古巣に感謝の言葉を並べ「もちろん宮城は気になるし、若いいい選手はたくさんいる。出ててくれたらもっと強くなる」と後輩へのエールも忘れなかった。

 福良GMから花束を渡され、拍手で送られた山本。「ワールドチャンピオンになりたい。チームに貢献できる投手になりたい」。国内を席巻した無双右腕がネクストステージに挑む。