笑顔の花が咲いた。スケートボード・ストリートのパリ五輪予選第5戦を兼ねた世界選手権最終日(17日、東京・有明コロシアム)、女子決勝は、日本女王の織田夢海(おだ・ゆめか=サンリオ)が265・75点で初優勝。東京五輪金メダルの西矢椛(サンリオ)は3位、同銅メダルの中山楓奈(ムラサキスポーツ)は7位だった。

 頂点の座を引き寄せたのは、一発技を競う「ベストトリック」の4本目だった。代名詞の「キックフリップ・フィーブルグラインド」を決めて94・80点を記録。両手でガッツポーズし、全身で喜びを表現した。織田は「日本で初開催の世界選手権で優勝できてうれしい。やっと(表彰台の)ど真ん中に立てた」と声を弾ませた。

 一昨年東京五輪は無念の代表落ち。同世代の選手の活躍を眺めることしかできなかった。リベンジに燃える17歳の若きスケーターは「これからも周りのレベルが上がってくると思うので、新しい技も挑戦していけたら」と力強く決意。激戦必須の選考会を勝ち抜き、パリ五輪への切符をつかみ取る覚悟だ。