WBCの世界一から始まった1年を大暴れで駆け抜けた。ソフトバンクの近藤健介外野手(30)が15日、ペイペイドームで契約更改に臨み、年俸5億5000万円プラス出来高払いでサインした。来季は7年契約の2年目となる。
日本ハムからFA移籍した今季は自身初の全試合出場を果たし、26本塁打、87打点で2冠に輝いた。打率3割3厘もリーグ2位で、最高出塁率、ゴールデングラブ賞、ベストナインも獲得した。特に長打率が大幅にアップした。
来季に向けては「まさかここまで本塁打を打てるとは思ってなかった。『来年、大丈夫かな』みたいに思う時もあります。これが土台となって、これくらいの成績が近藤だとなると思うし、そこに応えないといけない。課題もある。そこを克服して、どうなっていくかという期待感もあります」。重圧と期待が入り混じった胸中を語った。
かつてのチームメートでもあるドジャース・大谷翔平らと戦ったWBCでの体験が刺激にもなった。
「大きい経験をさせてもらった。プレミア12もそうですし、五輪もそうですし。そういう大会に出るたびに、いろんなことを思わされる大会になっている。今回はメジャーの選手で、翔平は一緒にやってますけど、ダルさん(パドレス・ダルビッシュ)や正尚(レッドソックス・吉田)は一緒のチームではやってない。そこの影響は感じてます」とうなづいた。
大谷の入団会見はテレビで見た。「すごいですね。すごすぎて、3月に一緒に野球をやってたとは思えない人にこの1年でなっちゃったなって思います。毎年、遠く離れていく感覚ですけど、また離れちゃいましたね」。こう笑顔を浮かべるが、自身も周囲を驚かせるモデルチェンジに成功した。
オフに精力的にウエイトトレーニングに取り組んで年々筋力を上げ、本塁打数でいえばキャリアハイだった2021年の11本から大きく上積みした。
進化への貪欲な姿勢を見せ続けている近藤が、4年ぶりのV奪回を目指すチームをバットで引っ張る。小久保監督も「それで崩れていく選手も多いが彼は両立した。相当、技術が高いと思う。30本打てる力はある。11本が26本になったなら、来年は50本いくかもしれない」と大きな期待を口にしている。












