50回目の節目を迎えた東京スポーツ新聞社制定「2023年度プロレス大賞」選考委員会が12日に行われ、敢闘賞は、ノアのGHCヘビー級王者・拳王(38)が初受賞した。

 昨年度はノアからの受賞者が出なかったことに激怒。賞そのものを「忖度大賞」と呼び、当時のGHC王者・清宮海斗を「忖度されない王者」とののしった。あれから1年。初のプロレス大賞に選ばれ「俺もとうとう忖度されるレスラーになったわけか。俺でメシを食おうとしているマスコミのヤツらが増えたからこその評価だからうれしいよね」と喜びを隠せなかった。

 選考委員からは、他団体にも積極的に打って出た姿勢も絶賛された。「ノアだけじゃなくて全日本プロレスやドラゴンゲートも含めた動きを評価して、忖度されたってことだからうれしいよ。マスコミはノア以上に俺を評価してくれているんだな」と分析する。

 また、自身のユーチューブチャンネルなどを使った「発信力」にも注目が集まった。「ある程度、プロレスを知らない人に興味を持ってもらう活動はできた実感はあるよね。俺のユーチューブを見て興味を持って、俺だけじゃなくて他団体も見に行ったっていう声も聞いたのがうれしかった」と振り返った。

 来年1月2日の東京・有明アリーナ大会では丸藤正道VS飯伏幸太にメインを譲り、セミで征矢学とV1戦を行う。「来年はノアにも忖度されるレスラーにならないとな。そのためにも1月2日は必ず勝ちたい」と拳を握った。