楽天を戦力外となった炭谷銀仁朗捕手(36)が7日、埼玉・所沢の球団事務所で古巣・西武への復帰、入団会見を行った。

 巨人、楽天と渡り歩いたこの5年間の経験について炭谷は「普段、ライオンズだったらライオンズ内の選手としか話ができないが、いろんな話をいろんなところから聞くことができるというのがものすごくプラスになった」と振り返った。

 中でも自身の野球観を変えるような影響を与えてくれたのが19年から21年途中まで在籍した巨人時代だったという。

 炭谷は「それを感じたのが坂本勇人の存在ですよ。あとは(現監督の)阿部慎之助さん。いろいろな人間的なことでは亀井さんにもお世話になった。やっぱりその3人というのは、ボクがジャイアンツにいった時に本当に新しい発見をいっぱいくれた3人なので。ボクがキャッチャーとしてFAでジャイアンツに行って阿部さんにそうやって感じさせられたように、ボクが来て古賀や柘植がいろんなことを感じてくれたらいいなと思いますけどね」としみじみ。

グータッチする坂本勇人(左)と炭谷(2022年)
グータッチする坂本勇人(左)と炭谷(2022年)

 巨人・阿部監督らから受けた感銘を今度は西武の若手捕手陣に自分が還元してやれたらという使命を語った。

 もちろん、前所属球団の楽天で吸収できたことについても炭谷は「はい、ありました。……、イーグルスはやめましょう」としゃべりかけたところでこの話をさえぎった。

 まだ、安楽のパワハラ退団問題の余波が生々しい楽天については、そこへの言及がどう切り取られて解釈されてしまうか分からないという〝捕手らしい〟賢明な判断でリスクを未然に回避していた。