新日本プロレス6日の佐賀・唐津大会「ワールドタッグリーグ」Aブロック公式戦で、「ユナイテッドエンパイア」のグレート―O―カーン、HENARE(31)組が石井智宏(47)、矢野通(45)組から〝アレ〟を決定づける4勝目を挙げた。
プロレスというジャンルにおけるオーカーンは、サッカーで例えればペレ、バスケットボールで例えればマイケル・ジョーダンのような神様と称される領域にいる存在。今リーグ戦の出場選手では別格中の別格であり、本来ならば全勝優勝は間違いないと見られていた。しかし、すでに3敗を喫し脱落が決定してしまっているとは…ちっ…踊っちまったかよ…? 〝不運〟(ハードラック)とよ…
仮に優勝の可能性がなくなったとしても、オーカーンの偉大なる支配力は変わらない。この日は唐津城マスコットキャラクターの唐ワンくんが「同盟者」としてともに入場。〝支配する者〟──〝統べる者〟──〝オーカーン〟さんがお帰りになりましたってよォ…とばかりに姿を現すと、支配地である佐賀県唐津市の会場にはシュプレヒコールが巻き起こったように聞こえた。
タッグマッチの戦い方を熟知するオーカーンは、HENAREと息の合った連係を披露。石井に対して大空スバル式羊殺しフブキからマリンと、ネーミングセンス抜群の合体攻撃を繰り出していく。
さらに石井の救出に訪れた矢野に対しては、HENAREが担ぐとオーカーンが疾走。オレが手に入れてやる…! 〝その領域〟…〝スピードの向こう側〟を…!! 最速で走りこんでのインペリアルドロップをさく裂させ、場外へと排除する。
なおも粘る石井に対しては、テメー〝ベコベコ〟にしてやるよォ!! と王統流正拳突きを発射。HENAREのStreets оf Rageをアシストし、帝国に偉大なる勝利をもたらした。
最終的に4勝3敗の勝ち点8でリーグ戦を終えたオーカーンは、注目を集めながら勝ち点6止まりとなった海野翔太&成田蓮の新世代コンビとの格の違いを強調する。
「下駄履かせてもらっても意味がねえのがよく分かったろ。弱いくせにああやって下駄履かせてもらえるから、ああいうふうにつまずくんだよ! 確かに決勝トーナメントには行けないかもしれねえ。でもな、余はどこぞの恥ずかしいレスラーみたいに、わざわざ泣き顔を自撮りして、わざわざXに投稿して、ファンとライバルに慰めてもらうような落ちぶれたレスラーじゃないんだ、こっちは!」と、先輩の永田裕志をも巻き込んだ一連の騒動を切り捨てた。
「こっちはあとの課題、勝利だけ。優勝、タイトルマッチ、デカい勝利だけだよ。それさえあればよ、近いうち必ずプロレス界を救う救世主になって、新日本プロレスに新世代革命を起こしてやる」と高らかに宣言したオーカーン。試合内容、インパクト、ルックス、そしてコメント力と総合的に考えれば、今リーグ戦のMVPにふさわしいことは疑いようもなく、事実上は全勝優勝を達成し今年のプロレス大賞最優秀タッグも当確ランプがともったと言っても過言ではない気がする。












