あの男が帰ってくる! 新日本プロレスの内藤哲也(41)が、10日のグランメッセ熊本大会での復帰を予告した。11月7日に右目上斜筋麻痺の手術を受け欠場中だったが、3日の姫路大会に緊急来場。復帰戦の舞台をシリーズ最終戦に指定すると同時に、来年1月4日の東京ドーム大会で挑戦するIWGP世界ヘビー級王者SANADA(35)には――。

 開催中の「ワールドタッグリーグ(WTL)」に不参加の内藤は、ドーム大会でベストを尽くすため複視症状に悩まされてきた右目の手術に踏み切った。そのためシリーズは欠場を続けていたが、この日の第4試合でロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)の面々と入場。パレハたちのファイトを間近で観戦すると、「そろそろ動き出そうかな…カブロン!」と豪語した。

 大会後に取材に応じた内藤は右目の現状を「ケガする前のように、全方向見えるようになるのかっていったらそうじゃない。まだ手術して3~4週間なのでもう少し回復はすると思うんですが、現段階では手術前よりちょっといいかなくらいです」と説明。それでも早期復帰への思いは変わらない。

「対戦カードに自分の名前がない新日本の大会を見るのは寂しいし、悔しい。一日でも早くその状況を変えたいので、熊本で復帰したいと思います」と宣言した。

 最終戦の熊本大会ではWTL優勝決定戦が行われる。リーグ戦にはLIJの辻陽太がサンドカン・ジュニアとのタッグで出場中。内藤の背中を押したのは、実はその2人の戦いだったという。

「本当は『SANADAの存在に焦りを覚え復帰を決めた』って言いたかったけど、残念ながら彼には何も感じなかったですね。むしろ陽太とサンドカン・ジュニアの存在に刺激を受けて復帰を決めましたよ」

 対照的にシリーズ限定出場中のSANADAへの評価は手厳しい。「ノーコメントを続けているじゃないですか。はっきり言って、興味がないですよ。だから彼に勝つ、ベルトを取るというよりも、(勝利後のパフォーマンスの)大合唱が一番の楽しみになってるわけで」と、会場でコメントを発しない王者に苦言を呈した。

 SANADAも本紙の取材でオカダ・カズチカが言及したファン投票システムの復活案について持論を展開したが、「一体、オカダの発言からどれだけたってたのって話ですよ。遅すぎるでしょ」とバッサリ。「何日も考えて考えてようやく答えが出たってこと? それとも誰かに聞かれるまで、自分からはひと言もしゃべらないつもりですか? だとしたら、その姿勢がそもそもおかしいでしょって話ですね。試合に出てるんだから、発信する機会はいくらでもあったわけですよ」と王者に三くだり半を突きつけた。

 運命の頂上決戦まであと1か月。制御不能男の帰還で、新日マットがさらに活気づくことは間違いなさそうだ。