そのまま突き進め。ノアのGHCヘビー級王者・拳王(38)が、みちのくプロレス時代の師匠・新崎人生(57)からゲキを飛ばされた。

 2人は2日のノア横浜大会で師弟タッグを結成し、同じく師弟コンビとなった藤波辰爾&征矢学と対戦。だが、拳王が来年1月2日の東京・有明アリーナ大会のV1戦で迎え撃つ征矢の新技・ドラゴンスリーパーに敗れる結果となった。

 それでも新崎は「(新技に)面食らったところがあるのかも」とまな弟子をかばう。それどころか「最初の時よりも今の方が安定していると感じましたね」と2017年のGHC初戴冠時と比べ、進化を感じたという。

 その理由を「ジェイク(リー)から取ったのは大きいと思います。見ていてしばらくジェイクの政権が続くかなというところでしたから。かなり風格が出てきた」と分析。強敵を撃破しての王座奪取で一層の自信を得たことを挙げた。

 今後への期待も大きい。自身のユーチューブチャンネルなどを駆使し、時には過激な発言で議論を巻き起こす姿勢を高く評価する。「今の時代に合った、リング外でも発信できる王者になっている。まともな発言だけしていても誰も注目してくれない。人権を無視したようなことさえ言わなければ、いくらでもかき混ぜてくれたらいい」と背中を押した上で、「王者というのはただ単に勝てばいいものではなく、いかに客を呼べるかだと思うんです。だから客を呼べる王者になってもらいたい」と叱咤激励した。

 そのためには協力を惜しまないと約束した師匠からのエールに、拳王は応えることができるか。