西武・渡辺久信GM(58)が1日、今季限りでチームを離れることが決まった呉念庭内野手(30)について退団までの経緯に言及した。
渡辺GMはまず「台湾へ帰ってやりたいという本人の意向。彼の人生プランを考えた時に、ここで帰るというという決断を尊重しました」と切り出した。
退団の意向を伝えられたのが「第二次戦力外(通告)が終わった後」というタイミングだったこともあり、「もっと早く言ってくれよという感じ(笑い)」と報道陣の笑いを誘いながら、「ただ念庭とはいろいろな話をずっとしてきていた。一昨年あたりもいろいろ話をして彼の将来の考えも聞いていたので、それほど驚かなかったです。今年か、という感じです」と説明。現役のプレーヤーとして台湾に帰りたい呉の意向を受け入れる準備はできていたという。
渡辺GMにとって呉との付き合いの原点は投手コーチ兼任プレーヤーとして渡台した1999年までさかのぼる。
台湾南部の嘉義市を本拠地としていた嘉南勇士に在籍中、念庭の父親である呉復連とチームメートだった同GMは「念庭は非常に好青年。オレは5歳くらいの時から知ってるから。そのくらいの時から家族ぐるみで付き合いがあったし、高校から日本に来て野球をやっていたのも知っていたし、大学に行ったのも知っていた。ずっと追い掛けていた」と西武フロントとして呉を指名するまでの経緯を振り返った。
「当然、戦力と思っていたから契約しようと思っていた。でもこればかりはしょうがない」
呉の西武退団をこう振り返った渡辺GMは、これから台湾に帰って見据える将来を考えた場合、このタイミングで快く送り出してあげることが本人、台湾球界の将来にとってベストだと確信しているようでもあった。












