新日本プロレス「ワールドタッグリーグ(WTL)」に参戦しているノアの清宮海斗(27)が、前代未聞のニューイヤーを予告だ。新日本からノアに武者修行中の大岩陵平(25)とのコンビで前半戦を2勝1敗で終え、優勝後の両団体タッグベルト取りに意欲。来年早々のビッグマッチ2連戦で、日本人タッグチームとしては初のIWGP&GHCタッグ2冠王者を目指す。

 清宮組は25日の藤沢大会で「ハウス・オブ・トーチャー」のEVIL、高橋裕二郎組を撃破し、ここまで2勝1敗と好調をキープ。4日のノア新潟大会でGHCタッグ王者のジャック・モリス&アンソニー・グリーンに喫した敗北が、若き越境タッグにさらなる進化をもたらしている。

「手応えはあります。あそこの負けが気持ち的に1個、ギアが上がりましたし。あの悔しさがあって、今またコミュニケーションをより取るようになって。試合するごとに技も気持ちもスムーズに通じ合えてる気がしますね」と目を輝かせた。

 WTLの優勝チームは来年1月4日東京ドーム大会でIWGPタッグ王座(現王者は後藤洋央紀&YOSHI―HASHI)への挑戦権が与えられるのが通例。しかし、清宮の狙いは他団体ベルトのみにとどまらない。

「狙ってるのはそれだけじゃないですね。もちろんノアに戻って、GHCタッグのリベンジもできるだろうと思ってますし。1・2有明(アリーナ)でGHCタッグ、1・4東京ドームでIWGPのタッグ。どちらも取って、前代未聞の年明けを迎えたいと思います」。2団体のビッグマッチでダブル挑戦を見据えた。

 IWGPとGHCの両タッグ王座を同時に保持したのは、かつて新日本のタッグ戦線を席巻したジャイアント・バーナード&カール・アンダーソンの「バッドインテンションズ」のみ。同チームは2012年の1・4ドームでIWGPタッグ王座から陥落しており、誕生すれば実に12年ぶりの快挙となる。

「ノアの選手が両方というのはないですし、日本人としても初になると思うので。陵平と2人で頂点を目指したいと思います」

 今夏のG1クライマックスに続いての新日本出撃に、GHCヘビー級王者・拳王からは「今回結果を残せなかったら、ノアに帰ってくるな!」と通告を受けている。

 だが「もちろん優勝しか見ていないし、やる前から負けること考えてないので。それがノアを広めることだと思っているので、しっかりノアに結果を持ち帰ります」と誓った清宮が、まずはWTL制覇へ突き進む。