新日本プロレス26日福島・郡山大会「ワールドタッグリーグ」Bブロック公式戦で、永田裕志(55)、鈴木みのる(55)組がタイチ(43)、上村優也(29)に敗れ、開幕3連敗となった。

 長年にわたり敵対関係にあった2人は、10月両国大会で6人タッグ7番勝負を経て歴史的握手を交わした。しかし、タッグリーグ戦では開幕から2連敗を喫し、みのるが永田に対し「お前のプロレスな、20年以上アップデートしてねえんだよ。お前の持ってるの、Windоws95だぞ」と痛烈に言い放つなど、なかなかタッグとして機能できないでいる。

 この日の公式戦では、過去3戦と比べても連係もスムーズに。みのるが鈴木軍時代の盟友・タイチと激しい攻防を繰り広げるのを尻目に、永田はかつての付け人・上村とリング上で一騎打ち状態となる。一歩も引かないエルボー合戦から、浴びせ蹴り、延髄斬りをクリーンヒットさせて攻勢に出た。

 しかし、バックドロップホールドを切り返されると、タイチのジャンピングハイキックから上村のダイビングボディーアタックを浴びて形勢逆転を許す。最後はカンヌキスープレックスホールドで3カウントを奪われ〝師匠超え〟を許してしまった。

 バックステージではみのるが「今日俺は一つだけ、お前の力、あれが全てか? オイ、もう終わりなのか? お前、本当に出がらしなのか? もうやることねえのか? あれが全力か!」と声を荒らげて先に控室へ。

 残された永田は「負けて悔しい半面、上村、辻(陽太)の成長がちょっとだけうれしく感じる…。だからって、俺が手を引くわけじゃないから。俺の力はまだこんなもんじゃない。まあでもああいう強い若いのが出てきたら、より戦いがいのあるリングなんだ、新日本は」と悔しさをあらわにしながらも新世代の台頭を歓迎。

「若手の成長を喜ぶ心は、鈴木には分からない。そりゃそうさ。関係ねえもん、フリーだから。ただ俺はこの道31年、悔しい反面うれしい。でも、悔しい部分があるんだよ。まだまだ戦っていけるよ」と、巻き返しを誓っていた。