新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」24日京都大会のAブロック公式戦で、葛西純(51=フリーダムズ)がニック・ウェイン(20=AEW)から4勝目を挙げた。

 今大会最大の年齢差マッチとなった一戦は、ウェインのノータッチトぺ・コンヒーロの奇襲でスタートした。葛西は竹串をウェインの頭部に突き刺して独自ワールドを展開するも、場外テーブル上へのダイビングボディープレスを浴びるなど激しい攻めにさらされる。

20歳のニック・ウェイン(左)に容赦なく竹串攻撃を繰り出す葛西純
20歳のニック・ウェイン(左)に容赦なく竹串攻撃を繰り出す葛西純

 それでもウェインズワールド(コーナーからの飛び付きスタナー)は決めさせず、垂直落下式リバースタイガードライバーで逆転する。パールハーバースプラッシュから打撃戦に持ち込むと、ヘッドバットを連発してリップリック。最後はクロスアーム式スティミュレイションで3カウントを奪った。

 試合後のリング上で葛西はウェインに「お前20歳だろ? 俺っちは今年52だ。親子ほど歳の離れているお前を相手に大人げなくムキになっちまってよ。そんなこと俺っちは恥ずかしいなんて思っちゃいねえ。20歳だろうが、51歳だろうが関係ねえ。今日この葛西純に新しいライバルができたと思ってる。ニック、ありがとうございました」と感謝。座礼で健闘を称え合いグータッチをかわすと「俺っちの息子、まだ22歳なんだけどプロレスデビューしたんだ。お前と当たることがあったら、手加減しないでガッチリやってくれよ」と呼びかけた。

 新日本のメインイベントを葛西が締めるという超異例な光景となったが「今日は日曜日。明日から学校、明日から仕事だぞ? それでも今日プロレス見たから、頑張れるよな? まあ厳しいこと言うと、人間の頑張りって限界があるからよ。そんな時は刺激が欲しいよな、人間ってやっぱりな。刺激が欲しけりゃ、葛西純を見ろ。この背中を見ろ。この背中に付いて来い!」と力強く宣言した。

 バックステージでは改めてウェインを「プロレスの天才」と称しながらも「プロレス愛と情熱だけで28年間突っ走ってきたこの凡人・葛西純が、ポッと出の天才に負けるわけにはいかねえんだよ」と美学を明かしていた。